模合?緊急事態宣言で知った沖縄カルチャー

知る(歴史・文化・習慣)

2021年夏の沖縄に何度目かの緊急事態宣言が出た時のこと。
職場で緊急事態宣言下での過ごし方についてガイドが出ていたので、真面目に読んでいたら・・・

模合、ビーチパーティー等 〜中略〜 は、自粛すること

真面目なはずの文書に「ビーチパーティー」って浮かれた響きが、
さすが沖縄やなぁ〜としばらくニヤニヤ眺めていたんですが、
ん?ちょっと待てよ。模合?何?そもそも読めないんですけど?!
とビーチパーティー以上に気になりました。

調べてわかった、興味深い沖縄特有の文化「模合」を紹介します。

模合は「もあい」と読む

早速、調べてみると模合と書いて、「もあい」と読むとわかりました。

聞いたことない。。。。

人生経験が足りないだけで、知らないのは私だけなのかも?と思って、もう少し調べてみました。

やっぱり!沖縄固有の文化でした!

なお、ウチナーンチュの彼に模合という沖縄固有の文化を知った旨を報告すると、「え!沖縄だけ?!」と逆に驚いてました。

「模合」とは


模合というのは、ざっくり言うといわゆる共済のようなものと理解しました。

✓同級生や会社社長同士など親しいグループで、決まった額を月々支払う。
✓予め決められている「自分が親の月」には、みんなが支払った全額を貰う。

集金がてら飲み会をするらしく、どうやら、こちらがメインのようです。笑

親睦を深めるため、とのこと。

だから、緊急事態宣言の期間中、模合は控えましょうってことだったんですね。

支払う額は、そのグループに所属する人の経済力によって、月1万・10万とか・もっととか・・・
ピンからキリまであるようです。

どんなに算数が苦手な私でも、支払った分が戻ってくるだけで、決して儲かるわけではないと言うことはわかります。
なんなら飲み会代は出ていくので、模合ってなんのためにあるのか、県外の人からすると????ですよね。

推察するに、仲間内の信頼の証だったり、つながりを強めたり・キープしたりするためなのかなぁと。

ちなみに彼も、彼の両親も模合には入ってないとのこと。

模合の歴史は1700年台まで遡るようですが、少しずつ減っているのかも知れないですね。

おしまい

コメント

  1. 雑多赤雲 より:

    もあい これも知らなかったです。
    読ませていただいて、なんか記憶に引っかかるものがあって、調べてみたら、山梨県に無尽というのがあって似てると思いました。

    • おきえり おきえり より:

      山梨にも似たようなものが!
      むじんと読むのでしょうか?
      面白いですねぇ。
      関わってみたいような、関わりたくないような・・・w

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